Column
先日行われた「Trattoria Marrone」と「Wine Bar 幸」による初のペアリングイベントは、まるで季節の移ろいを一皿ごとに描き出すような、温かくも奥行きのある時間となりました。食材の香り、ワインの余韻、そして参加者の皆さまの笑顔が、会場いっぱいに満ちていた一日。そのひとときを改めて振り返りながら、ペアリングの魅力を綴ってみたいと思います。
長野県東御市。冷涼な気候と恵まれた日照、そして水はけのよい土壌。この東御を語るうえで、決して外すことのできない存在のリュードヴァン。リュードヴァンのワインに共通して感じるのは、造り手の強い自己主張よりも、土地そのものが前に出てくる静けさ。それはテロワールを何よりも尊重し、ぶどうの声を過不足なくワインに映すという、明確な哲学の積み重ねに由来します。
長野県東御市。現在の日本ワインを語るうえで欠かせない産地となる以前、ここで最初にワイナリーとして本格的な一歩を踏み出したのが、ヴィラデストワイナリーです。この地に畑を拓き、ぶどうを植え、風景そのものと向き合うところから始まったヴィラデストの歩みは、いま私たちが目にする東御のワイン文化の“原点”とも言える存在です。
ぶどうづくりから醸造に至るすべての工程で一切の妥協を許さない姿勢があります。特に「テロワールを映すこと」「国産ぶどうの個性を最大化すること」への真摯な姿勢は、多くの日本ワインファンから信頼を集める理由です。
ワインの味わいは、産地や品種、熟成だけで決まるものではありません。同じワインでも、グラスひとつで香りの広がり方が変わり、舌に触れる質感すら異なって感じられます。つまり、ワイングラスは単なる器ではなく、ワインの魅力を引き出すための重要な道具なのです。本コラムでは、ワイングラスの基本的な選び方のポイントと、当店でも愛用している「リーデル」の魅力について詳しくご紹介します。
秋が深まり、食材が最も輝く季節がやってきました。今年も旬を迎えた鮭といくら。北の大地の恵みを象徴するこの二つの食材は、日本人にとって親しみ深い味わいであると同時に、料理としての表現の幅が極めて広い特徴を持っています。WineBar幸では、この季節ならではの魅力をより多角的に味わっていただくため、「鮭といくら × ワインのペアリングイベント」を開催しました。