おせちに合わせたワイン

2026年1月8日

~日本ワイン「日滝原」で味わう、和食との美しい調和~

お正月の食卓に並ぶ「おせち料理」は、日本の食文化と季節感、そして祝いの心を象徴する存在です。近年、そのおせちにワインを合わせるという楽しみ方が注目を集めています。中でも相性の良さから評価を高めているのが、日本の風土で造られる日本ワインです。

今回ご紹介するのは、WineBar幸の1階にある「尾張会席 誠名」のおせちと、それに合わせた一本、「楠わいなりー」の白ワイン『日滝原』です。

尾張会席 誠名のおせちと、王道の和食

「尾張会席 誠名」のおせちは、黒豆、数の子、伊達巻、栗きんとん、紅白かまぼこ、海老など、基本に忠実なおせち内容で構成されています。奇抜さを追わず、素材の味と出汁の旨みを大切にした味わいは、まさに和食の王道。甘味、塩味、旨味のバランスが良く、どの世代にも安心感を与える仕上がりです。

このような繊細な味わいのおせちには、主張の強すぎない飲み物が求められます。そこで選びたいのが、日本の食卓を意識して造られた日本ワインです。

日本ワインが和食に合う理由

日本ワインは、欧州ワインと比べてアルコール感が穏やかで、酸や果実味のバランスが柔らかいものが多い傾向があります。これは、出汁をベースにした和食の味わいと非常に相性が良い特徴です。醤油や味醂の甘辛さ、昆布や鰹節の旨みを覆い隠すことなく、自然に寄り添い、料理の完成度を高めてくれます。

食事に合わせることを追求する「楠わいなりー」

数ある日本ワインの造り手の中でも、楠わいなりーは「食事に合わせるワイン」を明確なコンセプトとして掲げています。ワイン単体での派手さよりも、料理とともに楽しんだときの調和を重視する姿勢は、和食とのペアリングを考える上で非常に重要です。

その思想が色濃く表れているのが、今回のおせちに合わせた白ワイン「日滝原」です。

セミヨンとソーヴィニヨン・ブランが生む「日滝原」の個性

楠わいなりー「日滝原」は、セミヨンとソーヴィニヨン・ブランという2つの品種から造られています。セミヨン由来のふくよかさと柔らかさ、ソーヴィニヨン・ブランの持つ爽やかな酸と清涼感が絶妙に調和した、日本ワインらしい一本です。

グラスに注ぐと、柑橘や和梨を思わせる穏やかな香りに加え、どこか日本酒の吟醸香を思わせるニュアンスが感じられます。この香りが、和食、とりわけおせち料理との距離を一気に縮めてくれます。口当たりはなめらかで、透明感のある酸が全体を引き締め、後味はすっと切れの良い印象です。

おせちと「日滝原」の相性

黒豆のやさしい甘み、数の子の塩気、伊達巻のふんわりとした甘さ、海老の旨み。それぞれの料理に対して、「日滝原」は決して前に出すぎることなく、静かに寄り添います。吟醸香を思わせる香りが和食と自然につながり、料理とワインの境界線を曖昧にしてくれる感覚は、日本ワインならではの魅力です。

おせちに合わせたワインという新提案

おせち料理に日本ワインを合わせることで、伝統的な食文化に新しい楽しみ方が生まれます。日本の風土、日本人の感性、そして和食の繊細な味わい。そのすべてに寄り添うのが、楠わいなりーの「日滝原」です。

おせちとともに味わうことで、日本ワインが和食に合う理由を、あらためて実感できたひとときでした。

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