なかだ農醸(NAKADA WINES)を紹介させていただきます。

2025年12月15日

土と香りを大切にする農家のワイン
―土と長く向き合ってきた中田さんだからこそ見える香りと味わい―

長野県東御市。千曲川ワインバレーの中心で、畑と真摯に向き合いながらワイン用ぶどうを育てる造り手がいます。
それが なかだ農醸(NAKADA WINES)。

代表の中田庸介さんは、農業の家系に育ち、長野へ移住後にワイン造りの世界へ。地元ワイナリーで栽培・醸造を学びながら、自身の畑とブランドを立ち上げ、「農家としての視点でつくるワイン」を追求してきました。

なかだ農醸のワインを語る上で欠かせないのが、“香り”と“畑の個性”。
栽培から醸造まで、土と光と風が育てた香りを最大限に表現することを大切にしています。

 

🌱 農家だからこそできる、自由で柔軟なぶどう栽培

なかだ農醸がユニークなのは、
「自然派」か「慣行」かという二項対立ではなく、
農家の知恵と経験を軸に、最も健全な方法を選択する“中道の栽培哲学”を持っていること。
 • ボルドー液を使用しない“ノン・ボルドー栽培”
 • 畑の特徴に合わせた品種植え分け
 • スキンコンタクトを用いた香りの抽出
 • 複数品種を一度に発酵させる「混醸」

こうした手法が、なかだ農醸のワインにみずみずしい香りと繊細な旨みを与えています。

 

🍷 ワインショップ幸で取り扱う4アイテム

今回、ワインショップ幸では 2024ヴィンテージの4つのキュヴェをご紹介できることを、心から誇りに思います。

■ note 2024

なかだ農醸を象徴する一本。
複数品種を混醸し、白桃やライチのような華やかな香りが広がるフルーティな白ワイン。
仕上がりは軽やかで、余韻にほのかな甘みを感じる親しみやすさも魅力。

「香りの音(note)」が重なり合うような、飲むたびに表情の変わる一本です。

■ CHARDONNAY Block1 2024

標高・日照・風通しのバランスがよい区画「Block1」で育つシャルドネ。
果実の凝縮感とミネラルがきれいに伸び、東御らしい端正な酸が味わいを引き締めます。

樽を多用せず、果実の質感をそのまま表現するため、
料理との合わせやすさが抜群。特に白身魚のグリルやシンプルな前菜と好相性です。

■ Pinot Gris Block2 2024

やわらかな香りとふくよかなテクスチャーが特徴のピノ・グリ。
Block2の土壌がもたらす、やや厚みのある果実感と旨みがあり、
洋梨・白い花・蜂蜜を思わせる優しい香りが広がります。

和食とも合わせやすく、山菜やだしの効いた料理と好相性。

■ Riesling Block2 2024

凛とした酸と、清涼感のある香りが魅力のリースリング。
シトラスの爽やかさに加え、ほんのり白い花やハーブ香が重なる、気品あるスタイル。

Block2のリースリングは特に透明感のある味わいが際立ち、
スパイス料理やアジア料理にもよく合います。

✨ 少量生産のため手に入りにくいが、幸では購入可能

なかだ農醸のワインは毎年生産量が少なく、
特に単一区画(Block1 / Block2)シリーズは一般市場にほとんど流通しない希少品です。

しかし、造り手とのご縁により――

🍷 ワインショップ幸では、4アイテムすべてをお客様にお届けできます。

生産者の想い、畑の個性、香りの美しさ。
そのすべてを体験していただきたいからこそ、確かな品質のアイテムを大切に取り扱っています。

🍽 ペアリングのヒント
 • note … アジア料理、フルーティな前菜、エビ料理
 • Chardonnay … 白身魚、天ぷら、シンプルな洋食
 • Pinot Gris … 和食、山菜料理、軽いチーズ
 • Riesling … スパイス料理、柑橘を使った前菜、燻製料理

香りを大切に造られたワインだからこそ、料理の香りとの調和が楽しめます。

 

🍷 結び

なかだ農醸のワインは、農家としての誇りと、畑で育つ果実への敬意が形になったワインです。
香り、果実感、酸のバランス――どのキュヴェも東御の風土と造り手の感性が重なり合っています。

そしてワインショップ幸では、そんな貴重なワインをお客様に届けられることを心から嬉しく思います。
畑の息づかいと造り手の志を感じる一杯を、ぜひお楽しみください。

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